2015年8月26日水曜日

万葉集クイズ14回目と前回(初級5問)の正解です。

今回の初級5問です。

 [万葉集クイズ問題<初級-14>]

問C14-1 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次の短歌を詠んだとされる歌人は? なお,選択肢は,この短歌を詠んだ時点の呼び名とは限らない。

  葦辺行く鴨の羽交ひに霜降りて寒き夕は大和し思ほゆ (巻一)

 ア.志貴皇子  イ.軽皇子  ウ.大津皇子  エ.草壁皇子

問C14-2 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次の短歌は誰から誰に贈ったものか?

 君が行く道の長手を繰り畳ね焼き滅ぼさむ天の火もがも(巻一五)

 ア.笠女郎から大伴家持へ イ.狭野弟上娘子から中臣宅守へ ウ.大伴家持から紀女郎へ エ.石川女郎から大伴大伴安麻呂へ

問C14-3 次の万葉集の短歌の[□]に入るもっとも適切な言葉を選択肢の中から選べ。

 新しき年の[□]初春の今日降る雪のいやしけ吉事 (巻二〇)

 ア.初めの  イ.祝いの  ウ.区切りの  エ.節目の

問C14-4 次の万葉集の短歌の下線部分の意味としてもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 験なきものを思はずは一杯の濁れる酒を飲むべくあるらし(巻三)

 ア.経験のない  イ.お金にならない  ウ.価値のない  エ.今のことでない

問C14-5 次の万葉集の短歌の下線部分の読み(旧仮名遣い)としてもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 背の山に直に向へる妹の山事許せやも打橋渡す  (巻七)

 ア.ちょく  イ.なお  ウ.ただ   エ.すぐ


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前回のクイズ<初級-13>の正解
 問C13-1⇒ア  問C13-2⇒ウ  問C13-3⇒ア  問C13-4⇒ア  問C13-5⇒ウ

前回のクイズ<初級-13>の簡単な解説
問C13-1:柿本人麻呂が宇治へ行ったとき詠んだ有名な短歌。
問C13-2:この1首のみ五七五七七七の歌体。薬師寺の仏足跡歌碑に刻まれた歌体と同じ。
問C13-3:天智天皇の妻である額田王に大海人皇子が贈った短歌。
問C13-4:「いほふ」はもっとも美しい状態を表すことがあり,この短歌はそれ。
問C13-5:難読漢字の一つ。「水脈(みを)」の漢字は後から充てたもの。

2015年8月19日水曜日

万葉集クイズ13回目と前回(初級5問)の正解です。

今回の初級5問です。

 [万葉集クイズ問題<初級-13>]

問C13-1 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次の短歌を詠んだとされる歌人は? なお,選択肢は,この短歌を詠んだ時点の呼び名とは限らない。

  もののふの八十宇治川の網代木にいさよふ波のゆくへ知らずも (巻三)

 ア.柿本人麻呂  イ.山部赤人  ウ.高市黒人  エ.山上憶良

問C13-2 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次の短歌はどんな歌体分類されるか?

 弥彦神の麓に今日らもか鹿の伏すらむ皮衣着て角つきながら (巻一六)

 ア.長歌  イ.短歌  ウ.仏足石歌  エ.旋頭歌

問C13-3 次の万葉集の短歌の[□]に入るもっとも適切な言葉を選択肢の中から選べ。

 紫のにほへる妹を憎くあらば[□]故に我れ恋ひめやも (巻一)

 ア.人妻  イ.我妻  ウ.我妹子   エ.上妻

問C13-4 次の万葉集の短歌の下線部分の意味としてもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 春の園紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ娘子(巻一九)

 ア.満開の  イ.良い香りがする  ウ.~に負けない  エ.~に続く

問C13-5 次の万葉集の短歌の下線部分の読み(旧仮名遣い)としてもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 武庫川の水脈を早みと赤駒の足掻くたぎちに濡れにけるかも  (巻七)

 ア.みみ  イ.みつ  ウ.みを  エ.みち


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前回のクイズ<初級-12>の正解
 問C12-1⇒イ  問C12-2⇒ウ  問C12-3⇒ア  問C12-4⇒イ  問C12-5⇒エ

前回のクイズ<初級-12>の簡単な解説
問C12-1:山部赤人の和歌の浦(今の和歌山市の海岸)を詠んだ有名な短歌。
問C12-2:「天(あま)」に掛かるが,派生して「月」「日」「雨」など゛に掛かる。
問C12-3:「木末(こぬれ)」は木の末端に鳥がいる。山部赤人作な秀歌。
問C12-4:大伴家持が越中赴任中詠んだ短歌(越中歌壇の中で)。
問C12-5:難読漢字の一つ。「領巾(ひれ)」は風にひらめくものの意。

2015年8月12日水曜日

万葉集クイズ12回目と前回(初級5問)の正解です。

今回の初級5問です。

 [万葉集クイズ問題<初級-12>]

問C12-1 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次の短歌を詠んだとされる歌人は? なお,選択肢は,この短歌を詠んだ時点の呼び名とは限らない。

  若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る (巻六)

 ア.柿本人麻呂  イ.山部赤人  ウ.高市黒人  エ.大伴家持

問C12-2 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次の枕詞は何に掛かるか?

 ひさかたの

 ア.父  イ.母  ウ.雨  エ.春

問C12-3 次の万葉集の短歌の[□□]に入るもっとも適切な言葉を選択肢の中から選べ。

 み吉野の象山の際の[□□]にはここだも騒く鳥の声かも  (巻六)

 ア.木末  イ.葉先  ウ.小枝   エ.枝先

問C12-4 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

  次の短歌はどんな場所を想定して詠まれたものか?

 港風寒く吹くらし奈呉の江に妻呼び交し鶴多に鳴く  (巻一七)

 ア.駿河  イ.越中  ウ.筑紫  エ.葛飾

問C12-5 次の万葉集の短歌の下線部分の読み(旧仮名遣い)としてもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 音に聞き目にはいまだ見ず佐用姫が領巾振りきとふ君松浦山 (巻五)

 ア.きれ  イ.そで  ウ.ぬの   エ.ひれ


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前回のクイズ<初級-11>の正解
 問C11-1⇒ア  問C11-2⇒エ  問C11-3⇒ウ  問C11-4⇒ウ  問C11-5⇒ウ

前回のクイズ<初級-11>の簡単な解説
問C11-1:天智天皇が中大兄皇子の時,兵庫に行った際詠んだとされる長歌の反歌。
問C11-2:万葉時代,旧暦7月は季節としては秋とされていた。よって,7月7日も秋。
問C11-3:万葉集冒頭の雄略天皇の長歌を思い出せれば簡単。
問C11-4:年魚市(あゆち)が後の愛知(あいち)になったとのこと。
問C11-5:ホトトギスの漢字表記はいろいろある。万葉集では,これが多い。

2015年8月5日水曜日

万葉集クイズ11回目と前回(初級5問・中級5問)の正解です。

今回の初級5問です。

 [万葉集クイズ問題<初級-11>]

問C11-1 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次の短歌を詠んだとされる歌人は? なお,選択肢は,この短歌を詠んだ時点の呼び名とは限らない。

  香具山と耳成山と闘ひし時立ちて見に来し印南国原  (巻一)

 ア.天智天皇   イ.天武天皇  ウ.文武天皇  エ.聖武天皇

問C11-2 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次の短歌はどの時期を想定して詠まれたものか?

 秋風の吹きにし日よりいつしかと我が待ち恋ひし君ぞ来ませる (巻八)

 ア.黄葉  イ.初冬  ウ.中秋  エ.七夕

問C11-3 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次の枕詞は何に掛かるか?
  そらみつ

 ア.難波  イ.明日香  ウ.大和  エ.信濃

問C11-4 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

  次の短歌はどんな場所を想定して詠まれたものか?

 桜田へ鶴鳴き渡る年魚市潟潮干にけらし鶴鳴き渡る (巻三)

 ア.和歌山  イ.大阪  ウ.名古屋  エ.神奈川

問C11-5 次の万葉集の短歌の下線部分の読み(旧仮名遣い)としてもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 霍公鳥声聞く小野の秋風に萩咲きぬれや声の乏しき (巻八)

 ア.むれすずめ   イ.をながとり   ウ.ほととぎす    エ.みやこどり


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前回のクイズ<初級-10>の正解
 問C10-1⇒ア  問C10-2⇒ウ  問C10-3⇒エ  問C10-4⇒ア  問C10-5⇒イ

前回のクイズ<初級-10>の簡単な解説
問C10-1:大伴家持が越中で詠んだ有名な短歌。
問C10-2:「八十一」は「九九」の計算結果。そのため,「くく」と発音された。
問C10-3:難波は湿地や田が多く,日の光が水に反射したイメージからか。
問C10-4:大伴旅人が大宰府で妻を亡くした際に詠んだとされる有名な短歌。
問C10-5:「垂水」は水が落ちる場所を差している。

前回のクイズ<中級-2>の正解
 問子B2-1⇒エ  問B2-2⇒イ  問B2-3⇒イ  問B2-4⇒ウ  問B2-5⇒ウ

前回のクイズ<中級-2>の簡単な解説
問B2-1:大伴家持が部下が浮気が目に余り,京の妻が怒って駆け付けてくるぞと諌めた短歌。
問B2-2:中国の五行の考え方に「金」は「西」の方角を表すとあることから。
問B2-3:「こま」は高麗を表し,高麗伝来の素晴らしい「にしき」織の帯のイメージから。
問B2-4:仏教の「生死観」「無常観」を基に詠んだ短歌。枯れたように見える山もやがて蘇る。
問B2-5:宴席で〆の吸い物ではなく,豪華な料理を期待する(宴を続けたい気持ちの)短歌。