2015年9月27日日曜日

万葉集クイズ初級18回目と前回(初級)の正解です。

今回の初級5問です。

 [万葉集クイズ問題<初級-18>]

問C18-1 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次の短歌はどのような思想に影響を受けたと考えられるか?

生き死にの二つの海を厭はしみ潮干の山を偲ひつるかも (巻一六)

 ア.儒教  イ.仏教  ウ.道教  エ.神道

問C18-2 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次は万葉集のどの巻に出てくる短歌か?

あをによし奈良の都は咲く花のにほふがごとく今盛りなり

 ア.巻三  イ.巻六  ウ.巻一五  エ.巻一八

問C18-3 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 次の短歌は誰が亡くなった時に詠まれたものか?

 埴安の池の堤の隠り沼のゆくへを知らに舎人は惑ふ(巻二)

 ア.草壁皇子  イ.弓削皇子  ウ.大津皇子  エ.高市皇子

問C18-4 次の万葉集の短歌の[□]に入るもっとも適切な言葉を選択肢の中から選べ。

 夕されば小倉の山に鳴く[□]は今夜は鳴かず寐ねにけらしも (巻八)

 ア. 虫   イ. 鳥   ウ. 鹿   エ. 人

問C18-5 次の万葉集の短歌の下線部分の意味としてもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 世間を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば(巻五)

 ア.恥ずかしい  イ.つらい  ウ.悲しい  エ.軟弱だ


------------------------------------
前回のクイズ<初級-17>の正解
 問C17-1⇒エ  問C17-2⇒ウ  問C17-3⇒イ  問C17-4⇒エ  問C17-5⇒ウ

前回のクイズ<初級-17>の簡単な解説
問C17-1:百人一首に出てくる蝉丸は平安時代前期の歌人といわれている。
問C17-2:山上憶良が家族愛を詠んだ有名な長歌。憶良作は巻五にもっとも多い。これもその一つ。
問C17-3:「楽浪の」は琵琶湖を指す。大津京の主である天智天皇の死を悼んだ石川夫人の挽歌。
問C17-4:春に飛ぶ鳥を詠んだ大伴家持の代表作。
問C17-5:山上憶良作とされる短歌。我が子がどんな宝よりも勝ることを詠んだもの。

2015年9月17日木曜日

万葉集クイズ初級17回目と前回(初級)の正解です。

今回の初級5問です。

 [万葉集クイズ問題<初級-17>]

問C17-1 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 万葉集で他の歌集から転載された和歌があるが転載元として無いものは?

 ア.柿本人麻呂歌集  イ.笠金村歌集  ウ.高橋虫麻呂歌集   エ.蝉丸歌集

問C17-2 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次は万葉集のどの巻に出てくる長歌か?

瓜食めば子ども思ほゆ 栗食めばまして偲はゆ いづくより来りしものぞ まなかひにもとなかかりて 安寐し寝さぬ

 ア.巻三  イ.巻四  ウ.巻五  エ.巻六

問C17-3 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 次の短歌は誰が亡くなった時に詠まれたものか?

 楽浪の大山守は誰がためか山に標結ふ君もあらなくに(巻二)

 ア.天武天皇  イ.天智天皇  ウ.大津皇子  エ.長屋王

問C17-4 次の万葉集の短歌の[□□□]に入るもっとも適切な言葉を選択肢の中から選べ。

 うらうらに照れる春日に[□□□]上がり心悲しも独し思へば (巻一九)

 ア. からす    イ. けぶり    ウ. のろし    エ. ひばり

問C17-5 次の万葉集の短歌の下線部分の意味としてもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 銀も金も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも(巻五)

 ア.劣るだろうか  イ.渡せるだろうか  ウ.上回るだろうか  エ.無視できるだろうか


------------------------------------
前回のクイズ<初級-16>の正解
 問C16-1⇒イ  問C16-2⇒ウ  問C16-3⇒ア  問C16-4⇒エ  問C16-5⇒エ

前回のクイズ<初級-16>の簡単な解説
問C16-1:巻二がヒント。巻二は挽歌だけの巻。
問C16-2:坂上郎女が夫の藤原麻呂に妻問を要求する有名な短歌。
問C16-3:明日香から大津へ行く途中,三輪山の前で詠んだとされる額田王の短歌。
問C16-4:大伴家持が自邸の庭における夕方の情景を詠んだとされる有名な短歌。
問C16-5:持統天皇が夏の訪れを感じて詠んだとされる有名な短歌。

2015年9月9日水曜日

万葉集クイズ初級16回目と前回(初級・中級)の正解です。

今回の初級5問です。

 [万葉集クイズ問題<初級-16>]

問C16-1 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次の短歌は何に分類されるか?

秋山の黄葉を茂み惑ひぬる妹を求めむ山道知らずも (巻二)

 ア.相聞歌  イ.挽歌  ウ.雑歌  エ.東歌

問C16-2 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 次の短歌は誰から誰に贈ったものか?

来むと言ふも来ぬ時あるを来じと言ふを来むとは待たじ来じと言ふものを(巻四)

 ア.笠女郎から大伴家持へ  イ.狭野弟上娘子から中臣宅守へ  ウ.坂上郎女から藤原麻呂へ  エ.天智天皇から額田王へ

問C16-3 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 次の短歌を詠んだとされる歌人は? なお,選択肢は,この短歌を詠んだ時点の呼び名とは限らない。

 三輪山をしかも隠すか雲だにも心あらなも隠さふべしや (巻一)

 ア.額田王  イ.長屋王  ウ.葛城王  エ.白壁王

問C16-4 次の万葉集の短歌の[□□]に入るもっとも適切な言葉を選択肢の中から選べ。

 我が宿のい笹[□□]吹く風の音のかそけきこの夕かも (巻一九)

 ア.群山  イ.群雲  ウ.群笹   エ.群竹

問C16-5 次の万葉集の短歌の下線部分の意味としてもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 春過ぎて夏来るらし白栲の衣干したり天の香具山(巻一)

 ア.来たとしたら  イ.来たので  ウ.来るだろうから  エ.来たようだ 


------------------------------------
前回のクイズ<初級-15>の正解
 問C15-1⇒エ  問C15-2⇒イ  問C15-3⇒ウ  問C15-4⇒イ  問C15-5⇒イ

前回のクイズ<初級-15>の簡単な解説
問C15-1:漢字の意味からは想像しにくいが,長歌の後に続く短歌のこと。
問C15-2:藤原公任は平安時代中期(10世紀後半~11世紀前半)の公卿・歌人。
問C15-3:情熱の女流歌人笠女郎が大伴家持に贈った短歌の1首。
問C15-4:花が満開のように栄えている京という歌。「にほふ」は満開の意味。
問C15-5:「世間」は仏教用語。音読みだと「せけん」だが,ここは訓読み。

前回のクイズ<中級-3>の正解
 問B3-1⇒ウ  問B3-2⇒イ  問B3-3⇒ア  問B3-4⇒ウ  問B3-5⇒イ

前回のクイズ<中級-3>の簡単な解説
問B3-1:葛城王に聖武天皇が橘の姓を贈呈した際詠んだ短歌。以降,葛城王は橘諸兄と名乗る。
問B3-2:持統天皇が伊勢に行幸したとき,柿本人麻呂が詠んだ短歌。
問B3-3:漢字は「伏屋焚き」と書く。平家で囲炉裏の火を焚くと家が煤まみれになる意から。
問B3-4:巻貝の内臓が黒いことから「蜷の腸」は黒に掛かる枕詞。
問B3-5:相手(池田真枚)の鼻が赤いことを嘲笑った大神奥守の宴席歌。

2015年9月4日金曜日

万葉集クイズ初級15回目・中級3回目と前回の正解です。

今回の初級5問と中級5問の計10問です。

 [万葉集クイズ問題<初級-15>]

問C15-1 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 反歌の説明として正しい記述は?

 ア.問答歌での返し歌
 イ.相聞歌での返し歌
 ウ.挽歌の別名
 エ.長歌に添えられた短歌

問C15-2 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
 万葉集の和歌の作者として登場しない歌人は?

 ア.藤原鎌足  イ.藤原公任  ウ.藤原仲麻呂  エ.藤原房前

問C15-3 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 次の短歌を詠んだとされる歌人は?

 相思はぬ人を思ふは大寺の餓鬼の後方に額つくごとし (巻四)

 ア.紀郎女  イ.坂上郎女  ウ.笠郎女  エ.手持女王

問C15-4 次の万葉集の短歌の[□]に入るもっとも適切な言葉を選択肢の中から選べ。

 あをによし奈良の都は咲く花の[□]今盛りなり (巻三)

 ア.みたすがごとく  イ.にほふがごとく  ウ.おほふがごとく  エ.ひかるがごとく

問C15-5 次の万葉集の短歌の下線部分の読み(旧仮名遣い)としてもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。

 世間も常にしあらねばやどにある桜の花の散れるころかも (巻八)

 ア.せけん  イ.よのなか  ウ.よのま   エ.せのなか


 [万葉集クイズ問題<中級-3>]

 問B3-1 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
  次の短歌を詠んだとされる歌人は? なお,選択肢は,この短歌を詠んだ時点の呼び名とは限らない。

 橘は実さへ花さへその葉さへ枝に霜降れどいや常葉の木(巻六)

  ア.天武天皇  イ.文武天皇  ウ.聖武天皇  エ.武烈天皇

 問B3-2 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
  次の短歌はどんな場所を想定して詠まれたものか?

 嗚呼見の浦に舟乗りすらむをとめらが玉裳の裾に潮満つらむか (巻一)

  ア.明石  イ.伊勢  ウ.紀伊  エ.難波

 問B3-3 万葉集について,次の問いに対するもっとも適切なものをア.~エ.の選択肢の中から選べ。
  次の枕詞は何に掛かるか?

  ふせやたき

 ア.煤(すす)  イ.火(ひ)  ウ.炭(すみ)  エ.灰(はい)

 問B3-4 次の万葉集の和歌の[□]に入るもっとも適切な言葉を選択肢の中から選べ。

  鴨じもの浮寝をすれば蜷の[□]か黒き髪に露ぞ置きにける(巻一五)

  ア.墨  イ.殻  ウ.腸  エ.肝

 問B3-5 次の万葉集の和歌の[□]に入るもっとも適切な言葉を選択肢の中から選べ。

  仏造るま朱足らずは水溜まる池田の朝臣が[□]の上を掘れ(巻一六)

  ア.庭  イ.鼻  ウ.池  エ.足


------------------------------------
前回のクイズ<初級-14>の正解
 問C14-1⇒ア  問C14-2⇒イ  問C14-3⇒ア  問C14-4⇒ウ  問C14-5⇒ウ

前回のクイズ<初級-14>の簡単な解説
問C14-1:志貴皇子の秀歌といわれている短歌の1首。
問C14-2:狭野弟上娘子と中臣宅守の相聞歌の1首。
問C14-3:万葉集最後の短歌。「初」が繰り返されている。
問C14-4:大伴旅人の賛酒歌の1首。風刺歌でもある。
問C14-5:「ただ今参上」の「ただ」は「直」の漢字を当てる。